先日、Amazonで本を注文しようとしていいたら、『オンデマンド(ペーパーバック)』という表記がありました。
昭和世代の僕からしたらオンデマンド(ペーパーバック)って何?って話。
これが現物の本を意味するのか電子書籍を意味するのか全く分からなかったのですが、とりあえず購入してみることにしました。
この他にKindle版もあったのですが、電子書籍はどーも苦手。
できれば実物の本で読みたいと思っていました。
このオンデマンド(ペーパーバック)を注文して、本当に本が届くのか?
はたまた、電子書籍をコピーしただけの大量の用紙がファイリングされて届くのか?
少し不安はありましたがモノは経験だと購入ボタンをクリック。
どんな形状のものが届くのやら・・・。
期待と不安を胸に商品の到着を待ちます。
本が到着
待つこと数日。
ポストに投函されていたのがコレ。
何か本にしては薄い気がするけど、硬さもあり一応本としての体裁は整えてる感じもする・・・。
そして部屋に帰って包みをオープン。
何か分からず気になっていてオンデマンド(ペーパーバック)の正体はコレでした。
どんなものが届いたのかと心配していたのですが、中身は完全にちゃんとした『本』。
『良かった~。電子書籍をプリントアウトしたものが何百枚も届かなくて・・・。』
とは言ってもハードカバーの本ではなく、簡易的に作られたコンビニで売っている本のような感じ。
日本で言うところの文庫本みたいな位置付けになるのかもしれませんが、中の用紙は文庫本みたいにぺらぺらではなく、そこそこ厚みがあるものが使われています。
これで1000円すると考えると値段的には高い感じもしますが、まあそこは内容に価値があると思えばそんなには気になりません。
普通に販売されている本に比べると利益はかなり多いんじゃないかと思います。
ペーパーバックとは薄い表紙の本という意味だそうで、簡単に言えば無駄を省いた最もシンプルな本の形。
よくコンビニで売られている廉価版のマンガがビジネス書になった感じです。
オンデマンド印刷
ではオンデマンドの意味とは?
ここでいうオンデマンドとはオンデマンド印刷の事で、注文が入ってから印刷、製本して出荷する方式。
注文が入ってからの印刷のため、出版社側は在庫を持たなくていいという大きなメリットがあります。
また、在庫がないので品切れになる事もありません。
要は本の内容を全てデータで管理し、注文が入ったら印刷、製本して発送するという、超合理的なシステムです。
このオンデマンド印刷が流行れば個人で本を出版するのがとても簡単になり、出版社や書店にとっては大きなダメージとなりそうです。
ただ、とても合理的なシステムなので、今後はペーパーバックの本やオンデマンド印刷が主流になっていくのではないかと思います。
表装などが安っぽくても内容に価値があれば問題がない訳なので、個人や小さな企業が気軽に本を出版するという時代がやってきそうです。
まとめ
という訳でAmazonで本を購入する際に目にする『オンデマンド ペーパーバック』という表示。
これは注文が入ってから印刷、製本して送られてくるもので、本自体はハードカバーなどではなく、簡易的に作った本が届きます。
本自体は廉価版なので作りは安っぽいですが、その代わりにマニアックな本や絶版の本が手に入るというメリットがあります。
まあ、とりあえず、僕みたいにどんなものが届くのかとビクビクしながら注文しなくても大丈夫です(笑)。
参考になりました。
ありがとうございます。
自費出版ということですね?
参考になりました。ありがとうございました。
オンデマンド(ペーパーバック)だと、図書館が購入しないのかもしれない。
図書館のデータベースにISBNの登録が無いと言われてしまいました。
そのあたりが、ひょっとすると欠点になるのかも。
説明がとても分かりやすく、大変助かりました(^^)ありがとうございます!
MyISBNというサービスを使えば、4,980円でISBNもついた本が出版できるみたいです。
https://myisbn.jp/
オンデマンド出版が広まれば、悪徳な自費出版の業者は長生きできませんね!