猫が脱走してしまうと、マンションから転落してしまわないか、車に轢かれてしまわないかと心配になりますよね?
ウチの猫も脱走したことがあるので、その気持ちは良く分かります。
猫が脱走するとパニックになってしまいますが、そう遠くへ行くことはないので、落ち着いて探せば以外なところで発見されることもあります。
今回は、ウチの猫の脱走で学んだ、脱走した猫が行く場所や、逃げてしまって帰ってこない時の探し方をお伝えしていきます。
もしあなたが、脱走した猫ちゃんを探しているのであれば参考にしてみて下さい。
脱走する猫の気持ち
自由気ままな猫たちは、私達がどれだけ脱走防止に心を砕いても逃げる時は逃げます。
これは、猫の好奇心からくるものなので、ある程度は仕方がないこと。
人間と同じで、窓から見える外の世界に興味を持ってしまったら、それを止めるのは難しいです。
では、猫が逃げてしまった場合にはどうすればいいのでしょうか?
まず、絶対にやってはいけないのは大声を出して追いかけることです。
外に出てしまった猫は、初めて踏み入れる世界にただでさえドキドキしています。
そこに飼い主が大きな声で追い立てたりしたら、猫はますますパニックになって無我夢中で遠くへ逃げてしまいます。
脱走しているところを見つけたら、騒がず平常心を装って猫を興奮させないようにしましょう。
猫がどの方向に逃げたかがわかる場合はまだいいですが、一番困るのはいつのまにかいなくなっているケース。
どこに行ってしまったか見当がつかず焦りますが、落ち着いて猫を探していきましょう。
猫はどこに逃げるのか?
逃げる範囲
室内飼いの猫は、脱走したとしてもほぼ自宅の近辺にいると考えて良いでしょう。
猫は縄張りを意識する動物なので、行動範囲は極めて狭いです。
なので、まずはこの範囲を重点的に探してみましょう。
- オス 半径100m
- メス 半径50m
オスとメスで行動範囲の目安がちょっと異なり、去勢・避妊していない猫はもっと範囲が広くなります。
逃げる場所
小さい頃から室内飼いされている気の弱い猫の場合は、外に出てしまったものの、怖くてほとんど動けなくなってしまう事が多いです。
なのでほとんどの場合、自宅近辺の暗くて狭いところに隠れるように入り込んでしまいます。
物陰や建物の隙間、床下など、自宅の周りの人目につきにくい場所を重点的に探してみましょう。
遠くへ行ってしまうケース
もともと野良猫だった子や好奇心が旺盛な子は、自宅から遠くはなれたところまで逃げてしまう確率が高いです。
また、気弱な猫でも、野良猫に追いかけられて自宅から遠く離れた場所まで逃げてしまうということもあります。
ウチのすめしも、脱走した時に他の猫に追いかけられた形跡がありました。
こうなると自力で戻ってくることが難しいので、届け出を出して近所に写真付きのビラなどを貼らせてもらいましょう。

あんた、脱走した時に大きな傷を負って帰ってきたよね?

それは猫だから縄張りを巡ってケンカをすることもあるよ。

でも、キズはザックリと背中についてたよね?背中を見せて逃げてきたんじゃないの?

うん。実はめっちゃ怖かった・・。

いい経験になったね(笑)
猫の探し方と保護方法
近くにいる可能性は高くても、身を隠した猫を探し出して連れ帰るのはなかなか大変。
建物の奥に入り込んでしまって、見えるけど手が届かないなんてこともあります。
そこで、私がすめしの脱走から学んだ、上手に猫を探し出すために必要なことを紹介します。
お気に入りのおやつでおびき出す
猫探しの時に有効だと感じたのは、おやつがもらえる時の「音」を普段から決めておくことです。
うちでは、おやつをあげるときは名前を呼びながらホーローの缶をカンカーンと鳴らすようにしています。
「名前+カンカーン=おやつ!」という図式が彼女の頭に入ってるかどうかは怪しいところですが、少なくともその音を聞くといいことがある!というくらいでは理解してるんじゃないかと思います。
なので、家の中で行方不明になった時もホーローの缶を叩きます。
すると、ほぼ100%ノコノコと出てきます。
脱走した時も、ある程度気持ちが落ち着いてきたら、その音を聞いて隠れている場所から出てきてくれました。
なので、普段から猫を呼び出す音を決めておくというのはとても大切です。
キャリーバッグやタオルを用意する
脱走した猫は、見つけても興奮状態となっている場合が多いので抱っこして連れ帰るのは困難です。
おやつで気を引き、タオルやバッグで優しく保護してあげましょう。
懐中電灯で探す
先ほども言いましたが、怖がって隠れてしまった猫は人に見つかりにくいような暗くて狭い場所にいる確率が高いです。
猫を見逃さないためにも懐中電灯を用意して探しにいきましょう。

マンションで脱走した時、隣のビルの屋上のはしっこ(5階)で動けなくなって震えてたよね

パニック状態で飛び移ったんだと思う。なんであんなところに行けたのか自分でもわかんない。

ほんと心配したんだからー。でも缶詰見たらノコノコと自ら保護されに来たよね。よかったよ単純で。

お、おう・・・
色々探し回っても見つからない場合は、猫がいつ帰って来ても良いように、玄関先などに猫の餌や水、落ち着いて寝れるベッドのようなものを用意しておくのも効果的。
もしかしたらひょっこり帰ってくるかもしれません。
まとめ
今回は、猫が脱走した時の居場所や、帰ってこない時の探し方を解説しました。
本文でも解説したように、猫が脱走しても大声を出して追いかけないこと。
脱走した猫は興奮しているので、エサやおやつでおびき出すことは大事なポイントです。
そして、多くの場合は家からそう遠くへは行かないはずなので、自宅周辺を重点的に探すことを心がけてみましょう。
2歳半の雑種(メス避妊済)をもらいうけてから、2週間で1度目の脱走。捕獲機で6かめに確保。2週間後甘えるようになってから大胆な2度目の脱走。3週間経ちましたが、まだ戻らず。家並みの裏手には隠れそうな場所が豊富。聞き込みやポスターでもいっさい手掛かり無しです。捕獲機には野良くん、ハクビシン、よその飼い猫など入りました。家の敷地にトイレ砂、常用のドライフードなど置いてはいます。長期戦を覚悟しています。