猫をなでなでしたりじゃれあって遊んでいるときに、突然手をカプっと噛まれたことはありませんか?
甘噛みは猫にとってのコミュニケーションの一つなので、なんとも叱りづらいですよね?
ただ、噛み癖を放っておいて子供やお友達に強く噛み付いてしまうことがあっては大変。
それが本気噛みならなおさらです。
猫が指などを強く噛む本気噛みは、しつけをすることでやめさせることができます。
今回は、猫が甘噛みをする理由と、本気噛みをやめさせる方法について解説するので参考にしてみてください。
猫はどうして甘噛みをするの?
愛情表現
甘噛みは、猫同士の愛情表現一種です。
幼少期から親兄弟と甘噛みをしあって、愛情を深め合います。
甘噛みは猫本来の本能的な行動で決して悪気はありません。
噛まれたからといって嫌われているわけではないので安心してください。
狩猟本能
体を撫でてくれている飼い主の手が獲物に見えてしまい、突然、狩猟のスイッチが入ってしまうことがあります。
狩猟本能がくすぐられてしまうパターンです。

撫で撫でゴロゴロのまったりタイムからの突然の噛みつき&猫キックっていう展開の早さについていけないんだけど。

自分でも勝手にスイッチが入ってしまうんだもん。本能だから。
「やめて」の意思表示
猫は気まぐれ。
1秒前まで撫でられて気持ち良さそうにゴロゴロ鳴らしていたかと思えば、次の瞬間に「やめて」と抗議する意味で手を噛んでくることがあります。
触られたくない場所を触ってしまった可能性も考えられます。
どちらにしろ、もう飽きた、やめて、触らないで」というサインですので、深追いせずにそっとしておきましょう。
強く噛むのをやめさせる方法は?
甘噛みならいいですが、思わず「痛い」と叫んでしまうくらい強く噛まれることってありますよね?
このような本気噛みの癖があれば少しでも早くやめさせることが大切です。
飼い猫が本気噛みをする理由は、力加減が分からないから。
猫はこちらが本気で痛がっていることが分かってないので、あくまでもじゃれている感覚しかありません。
基本的に猫は、幼い頃に兄弟猫などと喧嘩遊びをして甘噛みの加減を覚えるのですが、早くに兄弟と別れて育てられると、この加減がわからないまま大人になってしまいます。
では、力加減が分からないまま大人になってしまった猫にはどうしたらいいのか?
本気噛みをしてくる猫には、「強く噛むこと=いけないこと」と分からせることが大切です。
そして、それを分からせるのに効果的なのが下記の方法です。
指を喉に突っ込む
指を噛んできたら、痛い!と手を引っ込めたくなるのをグッとこらえて、そのまま猫の口に指を突っ込んでみましょう。
猫にとって指を口の中に突っ込まれることはとても不快。
「噛んだら指を突っ込まれる…」という嫌な思い出から学習し、次第に噛むのをやめてくれるはずです。
怒る・驚かせる
猫が本気噛みをして来た時に、大声を出してびっくりさせたり、怒ったそぶりを見せるのも効果的。
要は、「痛いから噛むな」「私は噛まれるのが嫌だ」という意思を、しっかりと分からせることが大切です。
親猫は子供が本気噛みをして来た時には、猫パンチをして「やめろ」と意思表示をします。
これによって子供は加減を理解していく訳です。
なので、噛まれたら怒ったりびっくりさせたりしながら、「本気で噛んだらいけないんだな・・・」ということをしっかりと理解させましょう。
噛み返す
猫が強く手を噛んできたら、猫の首元や足あたりを狙って噛み返すのも効果的。
「こんなに痛いんだよ」と、兄弟の代わりに飼い主が加減を教えてあげるのです。
猫を噛むと口が毛だらけになるので抵抗はありましたが、これはかなり効果があります。
「強く噛まれると痛い」ということを理解すると、噛む力加減も変わってきます。
まとめ
甘噛みは猫の本能なので完全にやめさせることはできません。
ただ、強い噛み癖を放置するのは良くないので、しっかりと力の加減を教えてあげましょう。
ポイントは本気で噛んだらいけないんだということを分からせること。
これを理解してくれると本気噛みがなくなります。