猫と出かけるなら、どこへ行くにもキャリーバッグが必需品。
ただ、猫が素直にキャリーバッグに入ってくれないことって多いですよね?
急いで出かけなきゃいけない時に限ってキャリーバッグを見ただけでどこかへ隠れてしまったり、おやつで誘い出そうとした瞬間から何かを察して姿を消してしまったり・・・。
猫って本当に自由な生き物です(笑)・
そこで今回は、我が家で実践している猫をキャリーに入れるためのポイントをいくつかご紹介します。
猫がキャリーバックに入らずに困っている人は参考にしてみてください。
何よりもキャリーバッグに慣れさせる事が大切
猫がキャリーに入りたがらないという話はよく聞いていたので、我が家では飼い始めた当初からキャリーはいつも部屋に出しっぱなしにしていました。
さらに中に毛布を敷いて居心地をよくしてあるので、隠れ家にして遊んだり、昼寝の場所にしたり、中におもちゃを隠したりして普段からキャリーバッグに慣れさせることに成功しました。
そのため比較的、キャリーバッグにはスムーズに入ってくれる方だと思います。
見慣れた場所にいつもキャリーがあれば、いざ必要になったときに逃げられる心配はなくなります。
最近はデザインの良いキャリーがたくさんあるので、部屋のインテリアに合ったものを買って、普段から慣れさせておくと効果的です。
猫に考えさせる時間を与えない
うちでは私が帰宅したその足で、すぐに病院に連れて行くことがよくあります。
帰ってくると猫が「おかえりー」と出迎えてくれるのですが、ただいまのなでなでをしながらそのまま抱きかかえてキャリーに放り込み、さっと扉を閉めてしまいます。
日中に病院へ行くときは、人間が身支度をする前に同じ方法で猫を先にキャリーへ入れてしまいます。
その後に手早く準備をして出発です。
こんな感じで、どうしてもキャリーバッグに慣れない場合は猫に考える隙を与えないというのも1つのポイント。
猫が何かを察する前にこちらが行動を起こすことで、1匹だけならすぐにキャリーに入れることができます。
ただ、猫をびっくりさせてしまうことになるので、失敗するとその後はなかなか捕まりません・・・(笑)。
おもちゃで釣ってみる
3度の飯より猫じゃらしが好き!という猫なら、猫じゃらしで上手くキャリーバッグに誘導するという方法があります。
いつも通りに猫じゃらしで遊んでテンションを上げておき、そのままの勢いで猫じゃらしをキャリーに投げ込んでみましょう。
うまくいけば、猫も一緒にキャリーへズボッとはまってくれます(笑)。
キャリーの壁に隙間や穴があるタイプなら中を猫が見えるようにして、キャリーの外から猫じゃらしを差し込んでみます。
猫は本来、洞穴などの狭くて暗いところが大好きです。そんなところでもぞもぞと動いている猫じゃらしがあったら、思わず飛び込んでしまいます。
ねずみのおもちゃなどでもOKなので、なかなかキャリーバッグに入ってくれない猫にはお気に入りのおもちゃで試してみてください。
おやつ(チュール)で釣ってみる
大好物のおやつがあれば、それで誘い出してキャリーの中に入れるというのも効果的。
特にチュールみたいなおやつであれば、「良い匂いがするけど、なんか変だぞ?」とドキドキしながら近づいていきます。
キャリーバッグを用意した状態でもちゅーるの誘惑には勝てないようで、だいたいこのパターンでつかまえることができます。
猫を入れやすいキャリーとは?
キャリーの形にも色々ありますが、扉が正面についているものは猫が自分で出入りしやすいので、おもちゃやおやつで釣るときに向いています。
ただし、猫が自分で奥に進んでくれないと扉が閉まらないのでうまく奥へ誘導しましょう。
扉が上についているものは、猫を抱き上げると楽に入れることができます。
しかし、抱っこが嫌いな猫や、キャリーからすぐに飛び出してしまう猫には向いていません。
普段からキャリーバッグを出しっぱなしにして慣れさせておくなら正面に扉が付いているタイプ。
抱っこを嫌がらない猫なら家に扉が付いているタイプが使いやすいと思います。
2匹以上の猫をキャリーに入れるコツ
1匹目の猫を無事キャリーに入れたら、2匹目が警戒して出てこなくなってしまった。
多頭飼いの場合はこんなこともよく起こります。
2匹を同時にキャリーに入れられれば良いのですが、そう上手くはいきません・・・。
そんな時は猫を別々の部屋に隔離して、1匹づつキャリーバックに入れるようにすると上手くいきます。
最初から別々の部屋にいれば、その部屋の扉を閉めておき、お互いの様子がわからない状態でキャリーに誘いましょう。
別々に分けてキャリーに入れると、2匹目も意外とすんなり入ってくれます。
まとめ
猫がキャリーバッグに入らないという問題は、恐らくほとんどの飼い主が頭を悩ませていることだと思います。
うちの場合は入ってくれなくて良いときに限って、キャリーに入ってのんびりしていることもあるので、「何で今?」とがっかりしてしまう事もあります。
ただ、普段からキャリーバッグに慣れさせておけば、お出かけの時にキャリーバッグを見て逃げ出すということは少なくなります。
なので、まずは今回紹介した方法を試してみてください。
ただ、猫はパニックを起こすと思わぬ行動に出ることもあるので、狭い部屋に追い込むことはしないほうが無難。
あまりに逃げ回るときは、諦めて日を改めるのも手です。
次の日になったらけろっと忘れて、ご機嫌でキャリーに入ったりもします。
何とも手がかかりますが、それが猫というものなんですよね(笑)。