「モグニャンのマグネシウム値はどれくらい?」
「リンやカルシウムなどのミネラルはどれくらい含まてるの?」
モグニャンに含まれているミネラルの量って気になりますよね?
特に、尿路結石に関係すると言われるマグネシウム値を知りたい飼い主さんは多いのではないでしょうか?
モグニャンの販売会社であるレティシアンの担当の方に確認したところ、主要なミネラル値は下記の通り。
【モグニャンに含まれるミネラルの数値】
マグネシウム | 0.12% |
---|---|
カルシウム | 0.62% |
リン | 0.53% |
基本的にはどれも一般的なキャットフードと同じくらいの数値です。
今回はモグニャンのミネラルについて詳しく解説していくので参考にしてください。
キャットフードに重要なミネラルの働きについて
ミネラルの代表的なものにマグネシウム、カルシウム、リンなどがあります。
これらの過剰摂取は猫がなりやすい泌尿器系の病気の一つ「ストルバイト結石」を引き起こすと言われているので、摂取量については敏感になっている飼い主さんは多いです。
確かにミネラルの量は、泌尿器系に大きく影響します。
ただ、ミネラルは血液や体温の調整、血液の粘度の調整、筋肉を動かす、脂質・タンパク質の分解などの働きをする重要な栄養素です。
なので、少なければ良いという訳ではありません。
逆にマグネシウムが不足することでストルバイト結石の原因となることもあります。
そのため、やみくもに摂取量を抑えるのではなく、適切な量をバランス良く摂取することが大切です。
一応、それぞれのミネラルの働きを確認しておきましょう。
マグネシウム
神経の伝達や筋肉を動かすのに必要な成分で、心臓の働きを正常に保つためにも必要です。
カルシウムやリンと同じく、骨や歯を作るのにも使われます。
マグネシウムが足りないと神経障害などが起こります。
リン
猫の歯や骨を構成する栄養素。
カルシウムとバランス良く摂取しないといけません。
カルシウム
骨を作るのに必要な成分で、リンとバランス良く摂取する必要があります。
多すぎても少なすぎてもシュウ酸カルシウム結石になるリスクが高くなります。
モグニャンに含まれるマグネシウムやリンの量は?
では、モグニャンに含まれるミネラルの量はどれくらいなのでしょうか?
モグニャンのパッケージに含有量が記載されてなかったので、お客様センターへ問い合わせてみました。
そこで教えてもらった数値は下記の通りです。
【モグニャンに含まれるミネラルの数値】
マグネシウム | 0.12% |
---|---|
カルシウム | 0.62% |
リン | 0.53% |
この数値を他のキャットフードと比較してみましょう。
モグニャン | アカナ | カナガン | ニュートロ | ピュリナワン | |
---|---|---|---|---|---|
マグネシウム | 0.12% | 0.1%以上 | 0.09% | 0.15%以下 | 0.09% |
カルシウム | 0.62% | 1.2%以上 | 1.58% | 0.9%以上 | 1.3% |
リン | 0.53% | 1.0%以下 | 1.4% | 0.8%以上 | 1.1% |
※ピュリナ(美味成猫)、ニュートロ(室内チキン)アカナ(ワイプレ)のミネラル値で比較。
キャットフードによって多少のばらつきがありますが、大きな違いがないことが分かりますよね?
特にリンやカルシウムは他のキャットフードと比較しても低く抑えられています。
マグネシウム値が気になる方におすすめの方法
たまに「モグニャンはマグネシウム値が高いからストルバイト結石になってしまうんじゃないの・・・」と心配する方がいますが、マグネシウムは筋肉や血液に必要な栄養素。
少なければ良いという訳ではありません。
そこでおすすめなのが、人肌程度に冷ました『お湯』や『鶏のささ身の煮汁』でドライフードを柔らかくしてあげること。
そうすることで自然と沢山の水分が摂取できるようになるので、ストルバイト結石の予防にも繋がります。
ストルバイト結石を予防する(尿酸値を正常に保つ)には、たくさんの水分を取ることが大切です。
水をあまり飲まない猫ちゃんでもフードを通して水分が摂取できるようになるので、マグネシウム量に神経質になるよりは、お湯や鶏のささ身の煮汁を加えてあげることを意識してみると良いと思います。
また、どうしても泌尿器系の病気が気になるという方は、PH試験紙で猫の尿をチェックするのもオススメです。
理科の実験で使ったことありますよね?あのリトマス試験紙のようなものです。
一般的に、尿のPHは6.0~6.5の弱酸性が適正だとされています。
PH試験紙を使えば酸性やアルカリ性に偏っていないかをチェックできるので、猫の健康状態をきちんと把握することができます。
フードを変えてからしばらく、尿に異常が起こらないか、チェックしていくと良いですね。
ただ、猫はストレスや環境で体調が敏感に変わるので、フードを変えて1回や2回で何かがすぐに分かると言うわけではありません。
あまり敏感に神経質になりすぎず、じっくりと向き合ってあげてください。
まとめ
キャットフードは目安となるミネラル値の上限が定められていません。
そこで、モグニャンのミネラル量(マグネシウム、カルシウム、リン)を他のキャットフードと比較してみましたが、数値的には同じような感じです。
なので、モグニャンのミネラル量に関してはあまり心配しなくても大丈夫。
もちろん、猫ちゃんとの相性もあるのでそこは見極める必要がありますが、うちの猫のように喉をゴロゴロ言わせながら食べてくれると思います(笑)。
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